9・22 高山×ランダエタも

  • 2008/08/14(木)

 9・22大阪府立体育会館
▼WBA世界Sウェルター級挑戦者決定戦 12回戦
 同級8位・石田順裕(金沢) × 同級7位・マルコ・アベンダーニョ(ベネズエラ)
▼10回戦
 WBA世界ミニマム級2位・高山勝成(真正)× 同Lフライ級4位・ファン・ランダエタ(ベネズエラ)

 既に伝えられていたことですが、高山×ランダエタが正式に決定した模様です。ランダエタは興毅に連敗後、再起戦でも判定負けしましたが、この相手にはリマッチで2回TKO勝ち。今年6月、WBAラテンフライ級王座決定戦でロナルド・バレラ(新井田に負けた世界ランカー) に勝利しています。
 高山はWBCとWBA暫定の元王者。新井田に敗戦後はアジアンボクサーに3連勝中。Lフライ級でのチャレンジも視野に入れているようです。
 ちなみにランダエタが上位にランクされるWBAのLフライ王者は五輪金メダリストのブライム・アスロウムで、WBAパーラ、WBOナルバエスへのフライ級挑戦は失敗したものの、昨年12月に転級で世界獲得しています。また、ランダエタはWBCでも22位。こちらは6月に國重隆をTKOで退けたエドガル・ソーサが王者で、興毅戦の対戦キャンセルがあった選手です。高山はファンの評価も高い器用なボクサー、誰とやっても好カードという感じがします。ランダエタ戦は興毅との比較論も囁かれるでしょう。(ハイセー)

北京五輪ボクシングは・・・

  • 2008/08/14(木)

 14日
▼ライトウエルター級2回戦
マヌト・ ボーンジュムノン(タイ) 8−1 川内将嗣(自衛隊)

 川内はアテネ五輪金という不運の組み合わせで初戦敗退となってしまいました。昨年の世界選手権では勝っている相手ですが、ガードを固めて足を使われ「昨年の世界選手権よりポイントが入りにくかった」と劣勢は明らかで、試合後は完敗といった表情。「実力を出し切れなかったわけじゃないので、普通の負けより辛い」とコメント。

 15日
▼フェザー級2回戦
清水聡(駒大) 12−9 ヤクプ・キリク(トルコ)

 昨年世界選手権3位の相手に、こちらも初戦敗退。ただ、前半は互角で健闘したとあって清水は「僕の方がスタミナもあったし、やってみて日本のボクシングが通用すると思った」と前向きな弁だったとのこと。(ハイセー)

ちいさな相棒 (3)

  • 2008/08/14(木)

 ちいさな奴は、しばらくはタオルを敷いたダンボール箱の中で育てた。鳴き声が小さかったので大家には気付かれなかった。基本的に食事は僕の弁当のおかずをあげていた。ドライフードはまだこいつには固そうだったし、このときはネコ缶を買いためる余裕もなかった。おかげで僕は毎日のように焼き魚の弁当を食べるはめになった。ただ、成長は早く、すぐにダンボールから這い出すようになった。日が経つにつれ僕のおかずを食べる量も増えて行き、魚の身はほとんど奪われるようになった。猫エサを飼いためなかったのはいま思えば、まだペットとして飼うと決めていたわけではない気持ちの表れもあったように思う。なんとなくではあるが、とりあえず1人で生きていけるところまでは、と思っていた。

 いつのまにか名前は「ミッ君」と呼んでいた。別れたガールフレンドの飼っていた猫で似た名前の猫がいて、こっちは最初は全然懐かなかったのに、別れる頃には飼い主より僕に懐いていた。その猫も白黒猫だった。「君」は呼称だから、実際の名前は「ミッ」になる。とにかくすり寄ってくる。寝るときもピッタリくっついて離れようとしない。

 どれぐらいの日が経った頃だったか覚えてはいないのだが、片手で持てる大きさから、ふたまわり大きくなった感じで、でも見た目は子猫、という頃。その日、僕がいつものように朝、外出しようとすると一緒にドアから外に出たがった。
 「ああ、ついにこの日が来たか」
 そう思った。外で生まれた猫は外に出たがる。こいつは所詮、野良猫なのだ。僕はそれを止めなかった。ミッ君にはミッ君の選択がある。内心、このまま野良猫として外で生きていっても、それはそれでいいと思った。外泊の多い職業で、飼えない場所に住んでいるのに連れ添うのは大変だ。幸い、僕のアパートの前は大きな公園があった。そこには森や丘があり、野良猫もいた。アパートの2階から階段を降りると、狭い道路を挟んで公園にたどり着く。この道路だけ気をつければ、公園には行ける。

 僕が階段を降りると、猫も降りた。キョロキョロと周囲を見回しながら勝手に散歩を始めた。あまり僕の事を気にかける様子はない。やはり広い世界が好きなようだ。僕は家にあったドライフードを階段のそば、人目につかないところに置いておいた。じゃあな、ミッ君。元気で生きていけ。後ろ髪を惹かれる思いは強かったが、それが自然なことかもしれないと僕は会社へ行った。この日は格闘技興行の取材だった。試合を観戦し、選手や関係者のコメントを聞きメモをまとめる。いつもならそのまま家に帰れるのだが、このときは締め切りの都合上、すぐに記事を入稿しなくてはならず、帰宅は夜11時を過ぎてしまった。帰途、いつものように弁当を買った。猫を手放したのに、買ってしまうのは焼き魚の弁当だ。やっぱりミッ君のことが気になって仕方なかった。

 夜道を歩く。アパートが見える。小さな電灯に照らされた階段に近づくと・・・
「うにゃぁ〜」
 僕を見て階段を降りてきた奴がいた。ミッ君だ。家の玄関で僕を待っていたのだ。
「帰ってきたのか、帰ってきたのか!」
 声に出して繰り返しつぶやいてしまった。ミッ君を抱きしめて僕は部屋へ戻った。置いておいたドライフードはなくなっていた。結構な量があったはずだが、もしかすると他の猫が食べたのかもしれない。僕はミッ君と弁当を分けて食べた。安い弁当がいつもより美味しく感じた。しかし、この後にショッキングな事がミッ君を襲う。(つづく)

 p。s。勝手な思い出話の書き殴りで興味ある方だけお読みください。それと拳論も夏休みです。交代で休暇を取るので更新が少なくなります。ご容赦を。9月のビッグマッチに備えるということで(笑)。

33歳福島、辛勝  45歳猪崎、完勝

  • 2008/08/12(火)

 後楽園、メイン8回戦は元日本&東洋Sバンタム級王者で、現日本8位の福島学(花形)が、栗田貴之(ワタナベ)に7回負傷判定2−1の冷や汗勝利。ここ4戦で未勝の相手とあって苦戦では厳しい見方をされそうです。
 また、女子6回戦では、45歳の猪崎かずみ(花形)が公認後の再デビューで上村里子(山木)に大差判定3−0勝利。両者は公認前にも日本フライ級王座戦で対戦した事があり、そのときも王者猪崎が勝利しています。45歳で現役バリバリ、凄いです。(ハイセー)

10・16 長谷川V7 & 粟生、世界初挑戦!

  • 2008/08/12(火)

 『ワールド・プレミアム・ボクシング7』
10.16国立代々木第一体育館

▼WBC世界バンタム級タイトルマッチ 12回戦
 王者・長谷川穂積(真正) × 同級2位・アレハンドロ・バルデス(メキシコ)

▼WBC世界フェザー級タイトルマッチ 12回戦
 王者・オスカー・ラリオス(メキシコ) × 同級8位・粟生隆寛(帝拳) ※正規王者だったホルヘ・リナレス(帝拳)が王座返上のためラリオスは暫定から正規昇格。また粟生は日本王座返上。

※日本テレビ系列で放送決定

 長谷川と粟生の揃い踏み、これだけでもワクワクするカップリングだ。長谷川は24勝(8KO)2敗。粟生は16勝(8KO)1分け。

 長谷川は7度目の防衛戦で、メキシカンとの試合は05年9月のマルチネス、06年11月のガルシアに続いて3度目だ。
 相手のバルデスは21勝(15KO)2敗1分の24歳、長谷川が東洋王者だった04年デビューの長身サウスポー。14戦目まで勝利はすべてKOで、黒星はその渦中の7戦目までのもので、04年10月以降は1分挟む16連勝中。この4年間無敗の男は、06年にNABF北米バンタム級王座獲得、3度の防衛に成功。これまで元IBF世界王者マウリシオ・パストラナ、世界ランカーのセシリオ・サントス(WBCウィラポンに判定負け、IBFキリロフとドロー)、元WBO王者アドニス・リバスらに勝利している。

 待望の世界初挑戦を決めた粟生は、拳論でも7月に既報どおり、百戦錬磨のベテラン、ラリオスと対戦する。
 ラリオスは62勝(39KO)6敗1分、デビューは94年。02年5月に2度目の世界挑戦でイスラエル・バスケスを下しWBC世界Sバンタム級暫定王座獲得。以降、福島学、正規王者ウィリー・ホーリン(統一戦)、仲里繁、石井広三、ナパポーン、同じく仲里、ナデル・フセイン、ウェイン・マッカラー、同じくマッカラーと連破しV9に成功。05年12月にバスケスに敗れたが、これは減量苦も原因のひとつだった。
 06年にマニー・パッキャオとSフェザー級でのスーパーマッチは判定負け、昨年WBC世界フェザー級王座決定戦でのホルヘ・リナレスでも10回TKOで敗れたが、今年5月に王者リナレスの防衛戦中止による暫定王者決定戦で勝利しWBC二階級制覇を達成した。8月2日、7回TKOで初防衛にも成功。2度目の防衛戦で5年ぶりの来日を果たす。(片岡)